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<第5話であれこれ>

Q19)雁屋へ行く飛脚人が最後に 「しっとします」って言ったけれど、これって もしかして 「失礼します」なのかな?(Lizさん)

・みずはさん
これは、「出立(しゅったつ)します。」だと思います。
「出立」=「出で立つ(いでたつ)」と「出発する」とが一緒になった言葉で、旅行に出かけることを言います。つまり、「大坂(おおさか)へ荷物を運びに行って来ます。」と宰領(さいりょう・荷物を運ぶ人)さんが言った、ということです。
Q20)江戸&時代劇用語説明
「きしょうもんのせいし」「ほういん」「てずなり」「よしわらのふみ」「てんがい」
「しんじゅう」「いじんにみゆけされる」「だちん」「しゆうじんくびやくの。。。」「ちくでん」「かいき」(Lizさん)

・みずはさん
*「きしょうもんのせいし」
「起請文の誓紙」と書きます。説明はこちらのページをご覧下さいませ。
参考ページ:http://www1.gateway.ne.jp/~ibuki/dodoitsu/seishi.htm
つまり、遊女とお客が婚姻届(こんいんとどけ)を出すようなもの、偽の夫婦になるための手続き、っていうところでしょうね。

*「ほういん」
多分、宝印(ほういん)。竹庵先生が起請文の説明の時に言っていた言葉ですね。私もあまりよくわからなかったのですが、竹庵先生がまどかに見せた、起請文の誓紙のからすの書いてある方に朱印が押してありますよね?その朱印のことを言うのではないかと思います。

*「てずなり」。字が書けないわけ。
手詰まり(てづまり)、だと思います。金銭のやりくりがうまく出来ず困る。つまり、十六屋さんは仕事をどんどん雁屋さんに取られてしまって、飛脚問屋としてのビジネスがうまくいかなくなってしまっているなら、吉原の遊女達の文(=手紙)を運ぶ仕事をしてみたらどうか、と竹庵先生は言ったんです。
 文字が書けない…昔は学校に行ける人も限られていたので、字が書けない人もいました。貧しい家の子どもは学校に行くお金もないので、家のお手伝いをしていたり、仕事をしていたんですよ。

*「よしわらのふみ」
吉原の文。吉原(遊女がいるところ。)でやりとりされる文(=手紙)。

*「てんがい」
天涯孤独(てんがいこどく)=世界に頼れる家族や親戚がいないこと。風花さんやおかねさんは天涯孤独の身、でしたね。

*「しんじゅう」
心中。色々な事情があって、この世では一緒になる(=結婚する)ことが出来ない男女が、せめて来世(あの世)では一緒になろうと、同時に自殺すること。和英辞典で引いたら、a double suicide; a joint suicide; a lovers' suicideと出て来ました。

*「いじんにみゆけされる」
異人(いじん)に身請け(みうけ)される…外国人が遊女をお金を出して買って自分のものにする、ということです。昔は外国人をとても恐れていましたから、外国人に買われることが決まってしまった風花はそれがとても嫌だったのでしょう。

*「だちん」
駄賃。おこづかい、と言えばわかりますか?子どもが、家のお手伝いなどの仕事をして、そのごほうびとしてもらったお金です。

*「しゆうじんくびやくの。。。」
出陣首役(しゅつじんくびやく)。戦争が始まる時に、将軍が味方を首を切って殺して、勝つことを誓う儀式、なんだそうです。それが、清太郎のおうちの役目なんですって。

*「ちくでん」
逐電。そこにいられない事情が起こったため、他の土地に逃げ隠れること。この場合、清太郎の弟さんが、清太郎が病気になったため、首を切られる役目が自分にまわってくると思って、江戸に逃げたんですね。

*「かいき」
快気。病気がなおること。

・きゅう太さん
*「いじんにみゆけされる」
さて、この風花さん元はといえば借金を返すために働いている訳です。
だから、「身請けする」と言うことは自分の代わりに借金を返してもらって、
その代わりにその人のものになると言うことなので逆らえないわけですね。
まあいきなり行って身請けは出来ませんからその異人さんは馴染客だったのでしょう。

*「しゆうじんくびやくの。。。」
清太郎さんは仏への生贄みたいなものかと思われます。苗字がカチドキなのも暗示的です。勝鬨(かちどき)・・・戦いに勝利したときに皆で叫ぶ掛け声みたいなもの。「勝鬨を上げる」という。

Q21) 感想込み
・五郎八と一緒に行った場所。 そこで最初に出てきた食べ物をみて 「えぇ〜 何か気持悪い。 何の動物を食べてるのぉ〜」って思った人いませんか? 五郎八が 「たい」と言ったけど、 巻き戻してどうしても 「たい」にはみえませんでした。 (笑)
・私はかざはなさんが妙に美しかったと思います。 美人とは言えないけれど、何か 「日本人女性」と言うか、 かつらもとても豪華で素的。 そして 「あちき」 って言ってとても可愛い感じでした。(Lizさん)

・みずはさん:
タイ(鯛)…う〜ん、江戸時代はああいう風に料理をしたんでしょう^^;;;

あちき、遊女(=prostitute…ただし、単純に売春婦ではないですが)の言葉で「私」、です。「はい」、の代わりに「あい」と答えていたのも遊女特有の言葉ですね。

・きゅう太さん:
吉原で風花さんが働いていたということは、風花さんの実家の借金のカタに売られたという事ですね。
庄吉さん(?)には「奉公に行く(子供のときに大きな店に働きに出る事)」と言って別れたのに、再会したのは遊郭である吉原だったわけです。悲しいですね・・・・・・
で、吉原の遊女と言うのは今の売春婦とはイメージが違うようです。
ただ体を売るだけでなく、唄や踊り三味線なども出来なければならなかったようです。
そして遊女にもランクがありまして、風花さんは
一、綺麗に着飾っている(高そうな格好)
二、「あちき」「あい」「ありんす」などの花魁言葉
三、風花という源氏名(本名だとは思えませんし)
四、小さい女の子(禿(かむろ))が世話をしていた
などからかなりランクの高い遊女だと思われます。
頑張ったのですね(涙)


余談ですが禿は売られてきたばかりの女の子で、修行中の子です。
さすがにあんなに小さい女の子に春を売らせるわけにはいきませんから(笑)、
ああやって雑用をやらせたり芸事の修行をするわけです。

さらに余談ですが、ランクが高くなれば「どれだけ金を積まれてもあんたじゃ嫌だ」
と断ることが出来たみたいです(笑)
ランクが高いと客も金持ちですから気を引く努力をするのですが、
「嫌なものは嫌でありんす」と断る・・・といった駆け引きが結構繰り広げられたようです(笑)
落語などに良く有りますね。
参考サイト:http://www.tilolu.com/yoshiwara/Y-oiran.html

Q22) 「さるのこく」「犬のこく」と言う、 動物を使って 時間をとる? のはとてもおもしろいと思いました。 (Lizさん)

・きゅう太さん:
申(さる)の刻は15時〜17時みたいです。戌(いぬ)の刻は19時〜21時だそうで。
まあ季節によってずれますから、大体ですけど(笑)

・みずはさん:
十二支の動物を使って時刻を表現していたのは…何ででしょうね。しかも、十二支で方角(東西南北)も表しますからね。でもどちらにしても私も理由はわからないです。どなたか、ご存知の方いらっしゃいます?

・ビビッドカラーさん:
*十二支に動物の名前があてられているわけ
 十二支=昔の中国ではじまった暦法のこと。漢字を知らない周辺民族に中国の暦を説明するために、12の動物をつかって、図でしめしたことが、はじまりではないかというのが通説。もともと、この12の文字には、植物の成長の過程を段階に分けて名付けた意味があり、動物を意味するものではなかったみたいです。
ちなみに、日本に十二支が伝わったのは奈良朝以前(1200〜1300年前)。実際、文字の読み書きができない子供・老人にも覚えやすい…ように当てはめられているため、身近な動物達と結びついて、現在にいたっているところでしょうか…。

Q23) 芸者と遊女とはどう違うんですか?(Lizさん)

・きゅう太さん:
【遊女(ゆうじょ)】
売色を生業とする女性の総称。主として遊郭に在籍する者を指す。

【芸者(げいしゃ)】
宴席において三味線などの遊芸で興を添える職業女性。
なお、芸者の売春は禁止されていた。
参考サイト:http://www.remus.dti.ne.jp/~tshioiri/fuzoku.html