| 【口入屋から十六屋へ】
冒頭の女剣士風の装いといい、古着屋でサササ〜と男髪を結い上げるところを見ると、男装に手馴れている設定のようだ。「草の者(*2)」をイメージさせる走りっぷりといい、誰がやるのか、と個人的に注目していた父上、「森末慎二」さん!登場するのはもう少し後の方かと思いきや、くるりんぱ!(さすが、腐って鯛・・・元ロス五輪選手、お見事)竹細工師とは世を忍ぶ仮の姿なのか・・なんてね。話広げすぎ・・・(笑)
*2)・・・草の者:里山や野に住み、敵を探索したり撹乱する者。文字通り草のように、周囲には気づかれずに探索したい地に何年もかけて、とけ込みあたかもその地の土着のようにふるまい、情報収集活動を行う忍者。あ、でも、まどかは泳げないらしいので、草の者説は却下です(笑)!
●総髪・・・月代(さかやき)を剃らずに、束ねた髪型のことを指すが、まどかは若衆髷風に結ってある。ちなみに、平吉のように、商家の丁稚さん(小僧さん)の髪型は、奴頭という。
河童ヶ淵:http://homepage1.nifty.com/saga-t/kappa/watashi/hikeshi.html
江戸に出てきたまどかが口入屋でからかわれる場面。どう見ても女だろう・・という突っ込みをよそに、お小姓・美少年系に間違われたのも、現代よりは男色系に対してオープンな時代だったからか・・・(無理やり)。
●中村座の女形(おんながた)・・・立て女形(たておやま)とか若女形(わかおやま)などのように、上に形容詞が付く場合に「おやま」をつけるが、単独で「おやま」は遊女のことなので、、歌舞伎役者の場合は「おんながた」と称する。安政年間当時は、「4代目中村芝翫」・・・現在の芝翫さんは7代目、三田寛子の義理パパ。
立命館アートリサーチ:http://www.arc.ritsumei.ac.jp/theater/yakusya/ukiyoeten/shikan4.htm
●陰間茶屋で春を売る色子さん・・・陰間(かげま)=男色←詳しく説明したほうがいいかしら?(^^ゞ
●遅かりし由良介:平吉の家に急行したまどかと清太郎の場面。「とりかぶと」の毒を飲ませようとしている平吉を押さえ込んだときに、清太郎が思わず口にしたこの台詞。「仮名手本忠臣蔵」の有名な台詞で、現代でも「手遅れ」シーンに慣用句のように使われる。幕末当時もかなり芝居熱は熱かったらしい。
仮名手本忠臣蔵:http://www.kabuki.ne.jp/topics/20010202/con02.html
飛脚の説明はナレーションにも簡単に出てきているので割愛。
『ひとくちに飛脚といってもその種類はさまざまで、定飛脚問屋とは長距離輸送専門の業者です。運送料は高く、主な客は大店の商人や武家でなかなか一般庶民が利用できるものではありませんでした。ところが、この十六屋さん、なんと安くて便利な江戸御符内の配達も始めようとしていたのです。これは後に《町飛脚屋》と呼ばれるようになるのです。』
江戸ってどっからどこまでなの?っていう疑問に答えて、幕府のお偉いさんがお答えになったのがこれ↓。
●江戸御符内・・・江戸御領地内=正式に決定したのは、文政元年(1818)12月に老中阿部正精から「書面伺之趣、別紙絵図朱引ノ内ヲ御府内ト相心得候様」と、幕府の正式見解が示されたもの。その朱引で示された御府内の範囲とは、およそ次のようになる。(内訳としては、江戸の60%が武家屋敷、20%が寺社、20%が町地)
東 … 中川限り
西 … 神田上水限り
南 … 南品川町を含む目黒川辺
北 … 荒川・石神井川下流限り
現在の行政区画〜千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・品川区の一部・目黒区の一部・渋谷区・豊島区・北区の一部・板橋区の一部・荒川区
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