その通り沿いに歩いていると、「神社参道」の文字を発見し、そのまた少し先まで足を進めて行くと、あった、あった、愛宕神社! 確かに急な階段が目の前にどーんと構えて待っている。これが出世の石段、男坂かあ。一番下に立って見上げると、「うわーっ」という言葉にならない心の叫び声が聞こえる。まるで、石段から「どうだ、昇れるか?」と挑戦状を叩きつけられるような印象を受けた。「いいわよ、昇ってやるんだから!!」 よしっ、と心の中で気合を入れて昇り始めた。
石段に挑み始めて、一段一段の段差が見た目以上に大きいことに気が付いた。日頃の運動不足をしみじみ痛感させられる。最後の方は太腿が悲鳴を上げ始めているのがわかった。息切れしながらも無事昇りきれた時はほっとした。ちょっと清々しさを感じた。でも、ドラマの中の設定とはいえ、こんな階段を3回も昇り降りをするの?(笑) いくらなんでも無茶苦茶な、と思ってしまった。昇ることはできても、下を見るだけでも足が、この石段を降りることを拒んでいた。 |