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  第2回『対決!早足くらべ』 →この回の走行ルート 
  あらすじ  
『対決!早足くらべ』('03.1.17放送)
by みずは

 ようっす!皆、1週間元気だったか? 十六屋はえれえことになっちまった。五郎八が雁屋に鞍替えしちまったんだ。その7日後、十八組の火消し衆が友吉を十六屋まで運んできた。なんと、五郎八が友吉を雁屋に引き抜こうとして、口論になった挙句に、川へ落としやがったらしいんだ。明くる日、今度はまどかが腕を怪我して帰って来た。聞けばまたも五郎八が原因だっていうじゃねえか。こいつぁ聞き捨てならねえ。このまま放っておく訳にはいかねえや!!

 雁屋に乗り込んだおいらは、雁屋の主人・雁屋半兵衛に直談判した。ところがこいつが理屈抜かしてとぼけやがって話にならねえ。そこへ五郎八が出て来て、まどかが火消しを連れてよってたかって闇討ちした、とほざきやがった。まどかがそんなこたあするわきゃねえ!その上、五郎八は足で勝負しろと言ってきやがった。面白れえじゃあねえか。売られた喧嘩を買わなきゃ江戸っ子とは言えねえ。もちろん、受けて立つことにしてやったよ。ところがその帰り、五郎八がおいかけてきて怪我の口止め料をおいらによこしてきた。その小銭でもって寿司を土産に買って帰って、十六屋の皆と食った。その時、五郎八と勝負する話をしたら、女将さんに反対されちまった。大女将はこれぞ江戸っ子だって誉めてくれたんだけどよ。

 その夜、まどかと話をしていたら、急に腹がおかしくなっちまって、藪井竹庵先生に見てもらったんだ。しかし、何つぅ診療しやがるんだ、先生よぉ!見るに見かねてまどかがくれた「竹の花」の方がよっぽど効き目があったぜ。翌朝にはすっかり仕事が出来るようになった。まったく、ありがてえもんだよ。

 そしてとうとうかけっくらの時が来た。開始地点の日本橋へ向かう途中、瓦版を受け取った。それを見ると、雁屋と十六屋の対決となっている。なんだとぉ!!これは俺と五郎八の勝負だ!だが、口車に乗せられて十六屋の暖簾をかけて走ることになっちまった。こうなりゃ、やけくそよぉ。

 勝負が始まった1周目。愛宕神社の階段を降りたところに、雁屋の差し金で転ばされちまった。ま、てえしたことなかったけどよ。しかし、2往復が始まってまた急に腹の具合がおかしくなっちまった。そこへまどかが竹の花と力水を持って応援に来てくれたから嬉しいや。そのおかげで、おいら力倍増よ!!

 ところが、このかけっくらの騒ぎで、子供が川に落ちちまったってからていへんだ。まどかに子供を助けろって頼んだら、泳げねえだと?!ばかやろう!!そこで、おいらが助けてやったわけよ。ま、勝負に負けちまったことにはちげえねえ。腹を切って矛をおさめてもらおうとしたら「お侍じゃないんだよ」と女将さんに笑われちまった。そして、教えられちまった、「一等大切なのは人の心」、「十六屋が本当に届けたいのは人情なんだよ」、とな。

 明けて翌日、藪井先生が『まことの勝者は十六屋清太郎』と瓦版に書いてくれたからありがてえ。十六屋は瓦版を見た町の衆で溢れかえって大賑わいだ。十六屋の暖簾も守れたし、一見落着、ってとこだな。でも、来週もまた一悶着ありそうだ。皆、来週も見逃すなよっ!