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December 18, 2002

Bryantpark & NY Public LibraryLord & Taylor 初めてのニューヨーク日記は、家の近所の紹介から・・・と思っていたけれど、仕事に忙殺されているうちにもうすぐクリスマスだぁ!

 ニューヨークに住んでいると、いろいろな人から、「本場のクリスマスを楽しめていいですね」と言われるが、子どもがいて家で仕事をしていると、そう簡単に出かけられるものではない。情けないけど、日本のテレビでニューヨークのクリスマスの紹介番組を観ているのと、あんまり変わらない生活だったりする。

 私の住んでいるのはグリニッチ・ビレッジという、ニューヨーク大学のキャンパスとなる建物やライブハウス、それにレストランやバーの多い地域だ。生活に必要なものは徒歩圏内にあるから、私は特別な用事がない限り、めったに地下鉄に乗らない。でも今日は、ひさ〜しぶりにミッドタウンまでクリスマスギフトの買い物に行った。買い物目的でミッドタウンに行くのは、和書に飢えたときに紀伊国屋書店に走る以外は、一年のうちでもこの時期だけだ。せっかく行くのだから、デパートのショーウインドーを見て、クリスマス気分を味わおう。

 
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 地下鉄のウエスト・フォース(West 4th)という駅からFラインに乗り、42丁目の駅で降りる。地上に出るとそこはブライアント・パークという大きな公園で、ニューヨーク公立図書館の巨大な建物が隣接している。公園内には、クリスマス・ツリーやギフトを売る露店が並んでいる。露店を冷やかしながら5番街に向かい、右に折れて38丁目にあるロード・アンド・テイラーというデパートへ。ロード・アンド・テイラーの品揃えは、バーニーズやサックス・フィフス・アベニューなどのデパートに比べると、私にとっては「とってもダサイ」のだけれど、毎年、見事なクリスマスのショーウインドーを飾ることで有名だ。今年のテーマは「くるみ割人形(The Nutcracker)」。アメリカでは、12月になるとバレエ公演や映画や舞台で取り上げられるお約束のテーマで、クリスマスの風物詩。日本でいえば、内容もイメージもだいぶちがうけれど、忠臣蔵みたいなもんですかね。

 「くるみ割人形」はチャイコフスキーのバレエで有名だが、もちろん原作がある。ドイツのE.T.A.ホフマンという人が書いた子どものための物語だ。ロード・アンド・テイラーのショーウインドー担当者は、できる限りの調査をし、原作が書かれた19世紀初頭の時代と物語そのものを忠実に再現するウインドーをこしらえたのだそうだ。

 デパートの近くに来たら、いるいる、ウインドーの前に人が集まっている。通りには、チャイコフスキーの「くるみ割人形」のクラシック音楽が大音響で流れている。南端のウインドーから順番に物語の場面が、人形や背景、小道具に至るまでこと細かに再現されていて、うっとりするような美しいショーウインドーだった。(写真をご参照下さい)これよ、これよ、これが私の夢見ていたニューヨークのクリスマスの風景なのよ〜と、住人のくせに、大喜びしているまぬけな私。

 

bryantpark Christmastree shop 旅行で初めてニューヨークに来たときには、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式まで見たというのに、最近、何かを見に行くガッツというものに欠けている。でも点灯式と言っても、極寒の中、朝から並んで最前列を確保しない限りは、スケートリンクでやるイベントも見られないし、一日中並んで、時間になったら大群衆が大声でカウントダウンして、ぱぁ〜っとツリーに灯りが点るとわ〜わ〜、きゃ〜きゃ〜騒ぐだけなので、一度行けば、フツーは毎年行くものではないと思う。テレビ中継されているしね。

 その後は、なぜかキタノホテルに行き、ルームサービスでしか手に入らないカスタムメードのシガーチョコレート・クッキーを、「美味しいからどうしても欲しい!」とフロントでだだをこねて分けてもらい、待っている間にギフトショップでいいものを見つけちゃったので、母へのプレゼントに買って、家路についたのでした。本当は34丁目にあるデパートのメイシーズに寄って、セサミストリートのクリスマス・ショーウインドーも見て帰ろうと思っていたけれど、寒いからやめてしまった。でも、12月のマンハッタンのお散歩は、やっぱり楽しゅうございます。明日、天気がよかったら子どもを連れて行こうかしらん。野望に終わりそうだけど。